とあるバンドのメンバーに、「ギターを始めるならアコギ?エレキ?」と訊ねた方がいるようだ。
それに対してバンドメンバーは、「エレキが良いのでは?」とアドバイスをしている。
「すでに家にどちらのギターもあるのなら、エフェクターもあるだろう」ということから、音色が変わるエレクトリックギターを勧めている。
エレキギターがハードルが高かった理由
それにしても、すでに家にアコースティックとエレクトリックギターが存在するというのは、かなりうらやましい環境である。
私がギターを始めた頃は、エレキギターはハードルが高かったのだ。
エレキギターがハードルが高かった理由として、次の3つがあげられる。
- エレキギターにはギターアンプが必要
- 住宅事情
- 不良が弾いてるエレキギター
エレキギターにはギターアンプが必要
エレキギターはギターアンプにつなげることで、エレクトリックならではの音が出せる。
できれば、ディストーションやオーバードライブがあるとなおよろしい。
エレキギターは単体では成立しないため、次のアイテムも同時に購入したほうが無難だろう。
- ストラップ
- ケーブル
- ギターアンプ
- エフェクター
ストラップは、ギターを立って演奏する際の必須アイテムだ。
ケーブルは、エレキギターとギターアンプをつなげる役目を持つ。
最低でも1本、エフェクターをつなげるのであれば、2本以上は入手したい。
ケーブルの長さは3mから5mあたりを目安にすると良いだろう。
- ギター⇒エフェクター:5mのケーブル
- エフェクター⇒ギターアンプ:3mのケーブル
エフェクターを複数使用する際には、短めのケーブルも準備しよう。
15cmほどのパッチケーブルであれば、対応しやすい。
ストラップやケーブル、エフェクターやギターアンプを含めると、エレキギター+2万円から3万円ほどが購入総額となるはずだ。
住宅事情
エレキギターはアコースティックと比べて非常に大きな音が出せる。
自宅にスタジオレベルの防音設備が施してあるのならば良いが、一般的な住宅の場合には別途工事が必要だ。
ましてやアパートやマンションのような集合住宅であれば、エレキギターの音が隣近所の迷惑になりかねない。
とはいえ、ギターアンプにヘッドフォン端子が付いているものであれば、ヘッドフォンを装着した状態でエレキギターの練習ができる。
そこは各々工夫していただきたい。
不良が弾いてるエレキギター
1960年代後半から1970年代あたりまでは、エレキギター=不良の弾くものというイメージが存在した。
実際にコワモテの人たちがエレキギターを演奏していたこととも、決して無関係ではなかっただろう。
おそらく1980年代なかばから1990年代あたりより、エレキギター=不良というイメージが減少していったように思える。
それもこれも先人たちのおかげだろう。
アニメで高校生がエレキギターを演奏していたのも、イメージが変わるきっかけになったのではないだろうか。
最初のギターにエレキギターを勧める理由とは?
前述したバンドメンバーが最初のギターにエレキギターを勧める理由として、「音色が変わる」点をあげている。
エレキギターは、ピックアップの選択やボリュームやトーンノブを操作することで音色が変わるのだ。
あとはギターアンプやエフェクターによっても音色の変化がつけられる。
エレキギターはアコースティックギターと比べると弦のテンションが緩めのため、コードが押さえやすく、上達が早くなるかもしれない。
個人的にはアコースティックと、エレクトリックの両方にトライすることをおすすめしたい。
予算の都合もあるだろうから、どちらかから始めざるを得ないんだけどね。
まとめ
私が「ギターを始めるならアコギ?エレキ?」と訊ねられた際、どのように答えるだろうか。
可能であれば、両方かな。
ギター初心者の9割の人がやめてしまう…という説もあるようだけど、少しでも多くの方がギターを楽しめることを願うばかりだ。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
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